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今回はゴキブリの種類について紹介したいと思います。
ゴキブリの種類は意外に多く、世界に約3500種類 も存在するといわれています。日本国内でも、52種類ものゴキブリが生息しています。
しかしこれら全てが家に住み着くわけではありません。主に見かけるのは
といったところです。順番に紹介します。
まずはみなさんも聞いたことがあるかもしれません、チャバネゴキブリ!
主な分布地は飲食店、ビル、アパートなどの暖房設備などが整った所です。
体長は10~15mmと小さく、その名の通り茶色っぽい色をしており、背中に2本の黒いスジがあります。産卵間隔は20~40日で、1個の卵鞘に18~50個の卵を産み、15~30日で卵がかえります。1~2カ月で成虫となり、3カ月程生きます。1匹のメスが一生に5回程産卵し、約2年間で6世代進むと考えると恐ろしい繁殖力ですね。
原則として夜間に行動し,昼間明るい間は物陰に潜伏し、潜伏場所では,群れを作る習性があります。
次に紹介しますのはクロゴキブリ!
一般住宅や団地、アパートなどで見かけるゴキブリです。
体長は30~40mm、黒褐色で脂ぎった光沢があり、みなさんがご家庭でよく見かける種類です。産卵間隔は2~7日と短く、1個の卵鞘に22~28個の卵を産み、30~47日で卵がかえります。3~4カ月で成虫となり、4~5カ月程生きます。1匹のメスが一生に10回程産卵します。チャバネゴキブリ程ではないですが、十分すぎる繁殖力ですね。
クロゴキブリは下水内に多く生息していますが、排水設備が古くなった建物、ボイラー室、ゴミ置き場などにも出現します。基本は建物内に住み着くことはありませんが、水漏れして水溜りができた屋根裏や床下などには巣を作ることがあります。
最後にワモンゴキブリ!
体長30~45mmで、日本の屋内性ゴキブリの中で最も大型です。体は褐色で光沢があり、頭の黄白色の模様(輪紋)が特徴です。
産卵間隔は4~10日、1個の卵鞘に10~20個の卵を産み、35~45日で卵がかえります。3カ月~1年で成虫となり、半年~2年程生きます。1匹のメスが一生に50回以上産卵します。1匹のメスが生む幼虫の数は最低でも約700匹にもなる驚きの繁殖力です。
クロゴキブリと同じく、下水内に多く生息しています。
クロゴキブリやワモンゴキブリといった大型のゴキブリは移動能力に優れ、巣から数百メートル離れた所で活動することもあります。巣で増えすぎて狭くなると、別の場所に移動する個体が増える傾向にあります。逆に少ないときは、食物や水を求めての活動はしますが、またもとの巣に戻り、遠距離の移動は見られません。つまり、ゴキブリが大量に繁殖していると、近くの他の場所にもゴキブリが移動して繁殖する可能性が大きくなります。
いやー、一匹見ただけでも気持ちが悪いのにワラワラと繁殖していくことを考えたらすぐにでも駆除したいですね現在は様々な商品が市販されているので、ご家庭でも粘着トラップや食毒剤、燻煙剤で対処されていると思います。
もしもトラップに毎日1匹以上つかまるほどにゴキブリが発生していた時には、個人での駆除は難しいと思われますので、プロの駆除業者に相談されることをおススメします。頑張っているのになかなか駆除できない、そんな困ったときのひとつの目安にされてはいかがでしょうか